「社外SE」の勤務実態について(NetwingsJ)

その昔、わたくしは社外SEでした。経験2社。どれも後輩がケツをまくって一緒に辞めてくれました。1社目、タケウチ事務機株式会社。黒田さんという女子が田所解雇に伴って抗議の意思を示して辞めてくれました。2社目、株式会社ヤマイチテクノ。白澤くんという男子が田所解雇に伴って抗議の意思を示して辞めてくれました。なぜ現場でこういうことが起きるのか。

社外SEの勤務実態について、あまりにも世間で語られて来なかった。そういう風潮もあって、身体を壊すケースもあり、残業を会社によってもみ消されるケースもあるのです。

2000~2004年当時の社外SEという職業は、まだ認知度が低く、パソコンの故障から、ルーター、ネットワークサーバーのメンテナンスまで多岐に渡り、朝苦情の電話を受け、昼現場に出向き、夜持ち帰って直すか、直るまで帰れない場合がありました。もらうものをもらっておきながら、全然機敏に働かない同僚にも腹が立ったりしました。

また、上司の無理解、直属上司のワーカーホリックとかもあり、朝は7時に本町におり、夜は10時頃に本町から帰る、という毎日を過ごし、不規則な食生活や痛飲などで肝臓を壊し、不規則な睡眠などで神経を壊し、当時の神経2級「統合失調感情障害」になり、ガンマGTPが回復するのに15年。神経が回復するのに17年を要しました。

未だに思い出すだに、立腹することも多く、未だに回復するのに時間を要していますが、ようやく社内SEだったら復帰できそうだ、という見込みが立ち、この冬から就活をボチボチ始めています。職務経歴書を書いていると、何だか反省文を書いているような気まずさに苛まれることがありました。

そんなこんなで、月間140時間のサービス残業があり、10年以内ならば、労災事故として訴えられたのですが、寝たきりだったのでそうもいかず、13年目にして弁護士にお訊きし「労災事件の時効は10年ですよ」と教わって初めて知る、という有様でした。

失われた15年。これを取り返すには大変な努力が必要でした。いまこうして、忘れまいとしてTIPSを掲載している自分がいます。時の流れに逆らって踏みとどまるだけでも、結構勉強しないといけないのです。努力が必要です。少なくとも、オンプレミス環境のサーバーは無理でも、自宅のパソコンぐらいはコンディションを良好に保てるような努力が必要です。

社外SE、まだ耳なじみがない言葉ですが、こういう中で押しつぶされて勤務してきた自分がいて、人の何倍も働いて、都合が悪くなったら残業をなかったことにしてもみ消される。会社から追い出されてきた。今度は、社内SEとして一所に踏みとどまって、じっくりと勤務したいものですね。無理をせずに、イライラもせずに、穏やかに働きたいものですね。

ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝

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